介護派遣の就業までの流れ

介護派遣の就業までの流れ

 令和元年8月から特別養護老人ホームに派遣社員として介護職に従事することになりました。高校時代にホームヘルパー2級を取得してから、30歳を超えて初めて資格を使って介護職に就きました。

介護職のイメージ

 これから介護職に就く方や介護系専門学校や介護コースのある高校出身の方もいらっしゃるでしょうが、一般的に介護職のイメージは3K(きつい・汚い・給料安い)と言われています。

 今から僕自身が介護職に就くまでのイメージと実際に施設で就業するようになってからの違いをお伝えしようと思います。

就業する前は、やはり介護に関わりのない社会一般の人たちと同じように「介護職って他人の排泄物を処理したり、身体を持ち上げたりして、肉体的にも精神的にもしんどそう。しかも給料も安いんでしょ?」

って思ってました。

では実際に就業してみてどうだったんでしょう。

特養に就業するまで

 現在、僕はユニット型特別養護老人ホームに勤務しています。1フロアー4ユニットで1ユニット10名で、基本的に1ユニットを1名の介護職員で管理します。

 ホームヘルパー2級を所得しているとはいえ、もう10年以上前の記憶です。介護職員としての能力は未経験者と同じです。

そもそも介護職員としての業務もなにから始めればいいのか、まったくわかりませんでした。

しかし、介護職専門の派遣会社に登録して自分が未経験であること、

ひとまず介護職に就けるだけのスキルを一通り身につけたいこと

あと、最低時給はこのぐらいで…。

と自分の今の状況によって

・どのように働きたいか

・どれぐらいの給与が欲しいか

を派遣会社の担当に伝えました。

そもそも介護職に就業する前に事前に調べていた情報で、

「介護職として必要なスキルは特養で働けば一通り身につく」

といったことはわかっていたので、派遣の担当者にもスキルを身に着けるために特養希望である旨は伝えていました。

派遣会社への登録

 最初の就業先を決める時点で僕は、案件を比較するためにも複数の介護職専門の派遣会社に登録していました。派遣会社へ登録するには、触接派遣会社へ出向いて登録会を受ける会社と電話だけで登録が完了するものがあります。

  登録会への参加必要な派遣会社は、実際にその派遣会社の登録会が開催されている場所へ行かなければなりませんが、直接担当者に話を伺えるし、その場でこちらの要望も伝えることができます。これまでの経歴を伝えた後で、こちらの希望に合った就業案件を提案してくれる場合もありますが、 案件の数や条件によっては、後日の対応になる可能性もあります。

電話だけで登録が完了する派遣会社は、登録が完了した時点ですぐに就業先の提案がありました。こちらも、案件の数や条件によっては、少し時間を置いて後日の対応になる可能性もあります。

 どちらの登録自体はすぐに終わりますし、登録完了の時点で何件か案件の紹介はあると思います。もし、派遣での介護職への就業が初めてで、ご自身の地域にどういった案件があるか気になる場合はまずは登録して就業条件や給与の相場を調べてみることをオススメします。

どのような施設で働きたいか要望を伝える

 僕の場合は今回が初めての介護職への就業だったので、条件としては

・未経験OK(研修、指導をしっかりしていただける)

・特養、もしくは介護度の高い施設(介護スキルを身に着けるため)

の2点を重点的に考えていました。介護職が未経験ということで給与面についてはあまり強めに要望としては言えなかったのですが、それでも直接雇用のアルバイト・パートよりは時給は良いと思います。給与の相場に関しては地域差があると思いますので、気になるようであれば派遣会社ではないアルバイト・パートの求人情報を調べるか、派遣会社に提案された施設のホームページを見れば求人場が載っていたりしますので比べてみてください。

施設見学

 派遣会社から提案された施設を比べて、自身の条件に合いそうな施設を提案されたら、日程を調整してその施設を見学に行きます。このときに施設の人事担当の方と顔合わせがあります。

 この施設見学が、就業前に施設の方に直接話を聞けるタイミングなので、ご自身の気になること

例えば

・勤怠管理

・就業者の数、男女比、通勤方法

・残業の有無

 など

特養で就業開始

 施設見学では実際にその施設に行けるので、その際に施設の雰囲気や働いている職員さんたちの表情、利用者の表情など、現場の空気を感じ取ることも大切です。僕の場合は、派遣会社の担当者から条件については聞いていたし、なにより研修面が充実していることをその担当者が推していたので、よっぽど雰囲気が悪くなければできるだけ早く就業しようと思っていました。

 僕は特別養護老人ホームという施設に入ったのも今回の施設見学の時が初めてでしたので、施設見学の時は

・施設の雰囲気

・職員の雰囲気

・利用者の雰囲気

に重点を置いて観察していました。

一点だけ、施設の人事担当のお話の中で気になる点がありましたがひとまず了承して、派遣会社との契約後すぐに就業できるようになりました。(このときは施設見学から3日後)

介護職専門の派遣会社を手段の一つとして

 介護施設への就業に関しては、

・介護業界の情報量(案件)の多さ

・個人に合わせた就業条件の相談がその道のプロにできること

・就業開始までの手続きの早さ

から介護職専門の派遣会社を利用することは、介護業界への就業を考えている人にとって最もいい選択肢の一つであることは間違いないと思います。

 後悔しない施設選びのためにも、ぜひ介護職専門の派遣会社への登録を自身の手段の一つとして持っておいてください。

 

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