【介護職】未経験者から夜勤専従になるまで【高給】

【介護職】未経験者から夜勤専従になるまで【高給】

令和元年8月から特別養護老人ホームに派遣社員として介護職に従事することになりました。高校時代にホームヘルパー2級を取得してから、30歳を超えて初めて資格を使って介護職に就きました。

ホームヘルパー2級を取得したときは、自分が本当に介護職に就くとは考えてもいませんでした。

というのも、とくに福祉系の高校ではなかったのですが、過程の中でクラスの全員が取得する資格だったからです。

現在はユニット型特養で勤務していますが、そもそも介護職に興味を持ったのは夜勤専従という働き方があったからでした。

なにより、日給で2万円を超えてくる求人や月ごとの勤務日数の少なさからプライベートな時間を優先的に考えている僕に合った働き方が選べると思ったからです。

未経験から夜勤シフトに入れるまで

僕は現在派遣会社から派遣されて派遣介護職員として特養で働いています。

介護職に就くにあたり、まずは未経験でも受け入れていただける施設を選ばなければなりませんでした。

介護職の夜勤の求人を見ていても、【未経験OK】の求人もあれば【介護経験1年以上】経験年数が募集条件になっているものがあります。

僕は派遣会社に登録する際に担当者に「後々は夜勤専従として働きたい」ことを伝えていたので、施設を選ぶ条件としては

・未経験から経験を積める施設

・夜勤の経験も積める施設

・もし施設が合っていれば夜勤専従でも続けていける施設

が主だったものでした。

介護職のスキルは特養で

初めての介護職だったので、まずは介護職員としてのスキルを身につけなければなりません。

老人介護施設には様々な形態がありますが、介護技術を身に着けるためにはその中でも従来型・ユニット型問わず特養が最も適していると言われています。

その理由として特養では

・要介護3以上の利用者でないと入居できない

入所後はその施設で生活をすることになるので

・食事、排泄、入浴といった三大介助の技術が必須

24時間体制で介護職員が常駐しているのでモーニングケアからナイトケア、さらには夜勤帯業務と

・すべての時間帯の介護業務を経験できる

といった点が挙げられます。

早番から遅番へ、そして夜勤

僕が現在の施設に入ってから今で三か月目になりました。

ユニット型特養なので、1チーム2ユニット(20名)の介護を基本的な業務としています。

また、フロアにはあと2ユニットあるので1フロアで40名。今の施設は夜勤帯は1フロアに2人体制でシフト組されており、ほかの2ユニット側の職員が夜勤の休憩中はそちら側のユニットの介護業務も担います。

夜勤帯は今の自分の担当のユニットのほかに、普段関わらない20名分の情報も必要になるという事です。

なので順番としては、最低でも自分の担当するユニットの日中業務ができるようにならないと夜勤業務に配置されることがないということです。

夜勤シフトを入れてもらえた

先ほども言いましたが、3か月目でやっと夜勤シフトを組んでもらえることになりました。

これまでは1つ目のユニットの早番指導から独り立ち、遅番指導からの独り立ち。

2つ目のユニットの遅番指導が始まり、早番指導も並行して行っています。

1つ目のユニットは早番も遅番も一人で業務を回せていますが、2つ目はまだ指導中で、もうすぐ独り立ちになる段階です。

現在の施設も業界のご多聞に漏れず慢性的な人手不足の煽りを受けて、指導が滞っており

指導をまとめてするよりも、独り立ちができたらそのシフトに入って、さらにほかの職員のシフトに合わせて他のユニットの指導を始めていくようになっています。

ただ、ユニットリーダーとしても早く指導を終えて独りでシフトに入れるようにしないと正職員の負担が多いままなので、その点に関しては現場の状況を踏まえて出来る範囲で早く指導を終えるようにしていると思います。

実際に2つ目のユニットは、1つ目のユニットよりも指導の日数が少なくなっていました。

夜勤経験者になるまでは、けっこう長い

今の施設に入るまでは、介護職に関心もなく全く別の仕事をしていたのでイメージが湧かなかったのですが、意外と介護職員としての業務は多岐にわたり未経験から独り立ちするまでは介助技術の面でも覚えるべき業務内容も多く、「介護は誰でもできる仕事」と言われるほど無責任な仕事でも単純な仕事でもない面があると思っています。

確かに一度覚えてしまえば単純労働の繰り返しになる面はあるので、介護職に携わった人がその言葉を言うのと、介護未経験者が仕事のイメージだけでその言葉を言うのとでは意味合いに大きな差があります。

これは介護職員あるあるかもしれませんが、派遣社員で施設に来て3日以内で来なくなる人の割合は結構高いです。(今の施設のあるあるかもしれませんが…)

だから正職員の派遣社員に対する目は厳しかったりもするし、指導を担当する職員もまたか…とストレスを溜めたり、介護業界の人材不足問題は表面的な議題で解決できるものではなくなかなか根深い問題であるとも感じました。

やっと夜勤専従という選択肢を得られた

僕は現在3ヶ月更新で施設と契約しているので、初回の3ヶ月で夜勤まで来られたのはイメージ通りでもあります。

次回の契約3ヶ月までフルシフトで働いて、次の契約で夜勤専従の職場を探すつもりだったのでペースとしてはいい感じです。(次回更新については、また別の話がありますが…)

「介護は”こころ”だ」のような福祉の精神に根差した想いを持っている介護職員の方も多くおられるので、正職員として一つの施設で同じ利用者へのケアを重んじている方には伝わりにくいかもしれませんが、

僕は仕事として介護に携わっている以上、介護職員としての職務ととも介護職員の労務についても考えて関わっていきたいと思っています。

利用者のQOLも当然考えますが、それと同じぐらい自分のQOLも大切にしていきたいです。

仕事の形態としての夜勤専従は、拘束時間がまとまっているぶん自分に使える時間が長くなり、その分自分自身のケアをする時間に充てて、今後は夜勤専従としての働き方や時間の使い方を考えていきたいと思っています。