令和元年8月から特別養護老人ホームに派遣社員として介護職に従事することになりました。高校時代にホームヘルパー2級を取得してから、30歳を超えて初めて資格を使って介護職に就きました。
僕は派遣で介護職に就くときから資格については意識していました。
介護職の国家資格である介護福祉士を取得するためには最低でも3年の在籍期間が必要なので、とりあえず今の状況で取得できる資格である介護福祉士実務者研修の修了を目指していましたが、先日やっと研修が終わりました。
今回はその振り返りを記事にします。
介護福祉士実務者研修とは
介護職の国家資格である介護福祉士を取得するための要件にもなっている資格です。
実務者研修を修了していないと介護福祉士を受験することはできません。
また、介護職の資格としては介護福祉士と実務者研修のほかに介護福祉士初任者研修があり、
こちらは介護職を志す人への第一歩の資格になります。
就ける役職が広がる
実務者研修を修了することで、訪問介護事業所でサービス提供責任者という役職に就くことができます。
サービス提供責任者とはざっくり言うと訪問介護スタッフの管理をする立場のことを言います。
また、その事業所の利用者のサービス担当者会議に出席しケアプランの作成についても深くかかわることになります。
実際に利用者宅に訪問して介助業務をすることもあり、無資格や初任者研修よりも扱う業の幅が広くなります。
訪問介護事業所としては、その規模に応じてサービス提供責任者を何名配置しないといけないと決まっているので、
資格による制限がある分、介護職員よりも貴重な存在になりえます。
実務者研修の内容
僕は通信で資格を取得したので、教材を使った学習は自宅で行いました。
実務者研修は無資格からでも取得できますが、僕はホームヘルパー2級を持っていたので何科目か免除されており、教材を使った学習も勤務後の時間を使って3日ほどで終わらせることができました。
実際研修を終えてみて、実務者研修の内容のキモは通学学習のスクーリングにあると思います。
スクーリングの内容
自分で選ぶ学校によっても内容は変わってくると思いますが、僕が今回選んだ学校では通学は週1回を6回で、受けた授業の内容としては
・ケアプラン立案の前のアセスメント
・介護技術の実技
・喀痰吸引研修
の3つの内容でした。
アセスメント
介護職はたくさんの人が関わって一人の利用者に対してのケアプランを立案し、それに沿ってケアをしていく仕事です。
そのケアプランを立案するためにはまず利用者の状態や希望をしっかり把握する必要があります。
実務者研修のカリキュラムの中では、対象となる利用者の情報をもとに実務者研修の受講者同士で話し合って利用者に対してどのようなプランが提案できるかを話し合います。
この話し合いを通じて、意見を出し合い、統合することが実務者研修の目的であったように思います。
実際の現場でも介護職員同士のコミュニケーションはすごく大事で、利用者の状態やケアの変更など
日々変わっていく事柄を職員同士で共有しておかないとケアプランに沿ったケアは行えません。
と言っても研修での例題を扱いますし、ケアに”これが正解だ”というものはないという前提で行うので、なぜそういった提案をしたか?という理由付けや話し合いの結果を発表することが大切になります。
介護技術の実技
先ほどのアセスメントをもとに実際にどういったケアを行うのか実技を考えます。
アセスメントのフェーズでも同じことが言えますが、研修のためか設定が細かくされています。
普段の現場ではそこまで掘り下げないだろうというところまで考えて実技の演習を作成します。
例題の利用者さんの一日のケアを、実際に行うとしたらどういう声掛けをしてどの点に気を付けて行うといったことを受講者で話し合い、演習を作成します。
この演習を講師の方の前で実演し、合格点を満たせば実務者研修の核となる部分は修了です。
あとは喀痰吸引研修を終えれば介護福祉士実務者研修を取得できます。
喀痰吸引研修
これまでの介護の部分に関する授業は介護福祉士の講師の方に行っていただきましたが、
喀痰吸引研修は看護師の講師の方になりました。
喀痰吸引研修といっても、この研修を受けたからと言って現場で喀痰吸引を行えるわけではありません。
介護福祉士のカリキュラムの中に医療的ケアという科目があり、その履修のために研修が組まれているので研修を行うという位置づけのようです。
実際に喀痰吸引を現場で行うためには、喀痰吸引研修を別途修了しなければなりません。
喀痰吸引は僕も現場でけっこうな頻度で実施しているのを見るので、持っていればいいなと思いますがなかなか自腹で取ろうとは思いません。
喀痰吸引研修は常に身体を使って、人形を使って実際に吸引するのであっという間に時間が経ちました。
実務者研修を終えて
僕は初めて介護の資格を取得してから時間も経っていたので、初学者のように新しい発見がありました。
週1日研修に行って、そのあとまた現場に戻るので研修での内容を意識して業務に活かすこともできていると思います。
自分で変わったなと思う部分は、現場での利用者の声掛けや一つ一つのケアプランの実行への裏付けを考えるようになったところです。
なにせ、とくに難しい試験もなく資格としてはレベルアップできるので、現在無資格で介護職に就いておられる方には初任者研修を飛ばして実務者研修を取ることをおすすめします。
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