令和元年8月から特別養護老人ホームに派遣社員として介護職に従事することになりました。高校時代にホームヘルパー2級を取得してから、30歳を超えて初めて資格を使って介護職に就きました。
今の施設で働き始めて、初回の更新月になりました。
最初の就業条件は週5日勤務で週休2日
早番、遅番、日勤、夜勤ありのノーガード戦法でした。
実際の働き方としては、正職員と同じ形態で働いてみたのですが、実際に現場ではたいている正職員の方たちはサービス残業が常態化していますし、急な休日出勤や通しのシフトも組まれていてすごく大変そうです…
僕は介護職の働き方として夜勤専従で働きたいと思ってこの業種に就いたので、基本的な介助業務を身につけ、夜勤の経験を積むことができたら夜勤専従の就業形態に移っていくつもりです。
介護職の変則シフト勤務
これまでもシフト勤務の仕事で働いたことはありましたが、それでも早出と遅出の2シフトぐらいで残業代を稼ぎたければ早出で遅出の終わり時間まで働くことができるといったものでした。
介護職でも特養などの施設勤務の場合、24時間体制ということもあり早出・遅出・日勤・夜勤の変則シフトが組まれていることが通常だと思います。
勤務シフトのバランス
例えば月に20日働くとして、一ヶ月のシフトのバランスが
早出8回
遅出8回
夜勤4回
だったらシフトのバランスはよくなりますが、現場の人手不足など状況によってバランスよくシフトを組むことはできません。とくに今の施設の体制では不可能だと思います。
人手不足ですでに崩れているバランスの歪みの負担を職員全体に振り分けている状態です。
正職員の場合は、残業代が付くことも前提で一日通し(早番から遅番まで)働くこともありますし、介助業務以外の会議やイベントの企画などもあります。
基本的に雑務に関しては残業代はつかないみたいですしね…
現在の施設は残業について正社員、派遣社員問わず、あらかじめそのシフト帯に人手が不足することがわかっている依頼残業という形でしか残業代は認められないようです。
僕の場合は先月一方のシフトが8割を占める極端なシフトになっていました。それはそれでリズムが崩れずに過ごせて良いかもしれませんが、それまでのシフトとは違うリズムになったので体調を崩していましました。
派遣職員なら契約でシフト固定もできる
僕はユニット型特養で働いているのですが、今のユニットには僕を含めて4人の派遣職員がいます。
介護福祉士保持者の派遣職員は、最初は正職員で他の施設で働いていましたがそれから派遣会社に登録して派遣で施設を移って働いています。
また、未経験で入ってきた派遣職員の方は資格なしで就業していますが、僕以外の派遣職員は早番か遅番のどちらかのシフト固定を条件に就業しています。
他のユニットの派遣職員は、正職員と同じ条件で働いている方もいます。
派遣職員は正職員ではないので、同じ施設での勤続が長くならないと利用者のケアプランについての業務に関わることは基本的にないと思うので、シフトを固定してその時間だけ働くのも介護の派遣職員の働き方の一つであると言えます。
シフト固定のバランスの歪みは他の職員にいく
ただシフト固定の派遣職員がいると他の職員はそのシフト帯以外の部分でしかシフトを組めないので、そのバランスの歪みは必然と正職員かノーガードの就業条件の派遣職員に行くことになります。
先月の僕のシフトが一方に偏ったのもそこに原因があると思っています…
初めて介護職の現場を経験して感じていることは、ネット上で言われているほど極端に悪い仕事でもないなということと、それでも正職員は働き過ぎだな、ということです。
仕事面では、やりがいという意味ではその瞬間瞬間に利用者に対するケアによってすごく感じます。よくマイナスイメージとして挙げられる排泄介助については慣れもありますが、こういったお下のお世話も介護には当然についてくるものなので、一業務としてはそれほど負担も大きくありません。
それよりも正職員の方たちのシフトや時間外の動きを見ていると、 ”すごいな” と感心するとともに ”よく身体を壊さないな” とか、毎日毎月この働き方をし続けることに尊敬を覚えています。
こういった業務量が給与に反映されているのなら、業務のやりがいに加えて報酬としても見合ったものが得られるので良いのですが、実際の正職員の給与については伺いにくくリサーチできていません。
ただ、今のユニットがシフト固定が条件の派遣職員でも入れないといけないほどの状態にあることはわかってきました。
固定休を契約条件に入れる
24時間体制で変則シフトの仕事の場合、基本的に固定の曜日を休みにすることは難しいと思います。とくに正職員の場合は、月ごとのシフト作成のときに希望休を出すことぐらいしかできないでしょう。
人によっては、平日が休日のほうが街に人が少なくて休みやすいという人もいると思います。
派遣職員の場合は派遣先との就業条件に従って働くことになるので、初回契約時に固定の曜日を休みにすることができます。
僕は今回の契約更新の際に、契約内容の見直しを行いました。
固定休を入れるメリット
通常の介護職員の働き方では、変則シフトの兼ね合いから固定の曜日を休みにすることは不可能だと思います。
しかし、派遣職員の権利を利用して固定で休みを入れることによって以下のようなメリットがあります。
[boxpinkten]・週ごとのリズムが作りやすい・連勤の日数がある程度コントロールできる
・休みの予定が立てやすい [/boxpinkten]
どの点も、本来なら施設の管理下に置かれていて自分の意志ではコントロールできない部分に自分のリズムを反映できるようになります。
施設の状況に合わせてシフトを組まれている場合は、自分の生活リズムをその施設に合わせていかなければいけません。
固定休を入れたい理由は人それぞれあるでしょうが、例えばそれが資格取得のための勉強の時間で会ったり、趣味の習い事であったりしても、”週一日の休みの時間ぐらいは自分の好きな曜日に合わせて取りたい”というのは、極端にワガママなことではなく普通の要求だと思っています。
フルタイムで働けるなら
もし、固定休や週何日までしか働けないなどの縛りがなくフルタイム、フルシフトで働けるなら正職員を目指して働いた方がメリットはあると思います。
やはり派遣介護職員として働くなら、自分のライフスタイルを確立させられるように要望を出すべきです。
たしかに、時給換算で給料を比較した時は正職員と同等かそれ以上に稼ぐことはできますが、福利厚生やボーナスを考えると正職員には及ばないことが多いです。
ただ、働き方について自分の生活リズムや目的がある場合は派遣介護職員として働いたほうが利点は多いと思います。
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